自分の心の内は言葉で表現できるし伝えられる、と思い込んでいる自分がいました。でも実際はどうなんでしょうね。。。

普段から要らないことまで、いっぱいおしゃべりして止まない私ですが、肝心なこと例えば自分の心のうち(辛いとか悲しいとか落ち込んでいるとか)といったことは、思うように言葉にすることができません。

話を聞いている人には、上手に言葉にできて良いねと言われたり思われたりしているようです。きっと私はたくさんの事をしゃべっているので、私がしゃべった言葉の意味をそのまま受け止めて、私の気持ちを理解してくれているんでしょう。

でも実際の私の気持ちは、私がしゃべった言葉通りでないことも多いです。「嫌い嫌いも好きのうち」ではありませんが、逆の意味の言葉を使ってしまうときも多いです。

「あの人のあの言葉が腹立たしい」、と怒っているようで、実際は「どうしてあんなことを言うんだろう。私はなにか悪い事をしたんだろうか?」と気に病んでいたり。。。


で、結局どうなるかというと、ストレスがたまりにたまった頃に、なにかきっかけがあると涙があふれてきます。泣いちゃう。

さっきまで談笑してたのになぜ?と驚いた夫に「どうしたの?」と聞かれます。私は一生懸命に自分が泣いている理由を考えて説明しようとします。でも上手く説明できない。しゃべっているのに伝わっていない。。。

そんな時、「わかってくれない」と拗ねるのも一つの手ですが、最近は焦らないことにしています。焦って話そうとしないで、ただ泣いていることに。

だって言葉にできないんですもん。一生懸命考えても言葉が見つからない。何か言葉が見つかったとしても、ちゃんと伝わらない。だから、話さなくて良いんだよと自分に言い聞かせることにしました。ただ、「疲れちゃったから、涙がでてくる」とだけ言って、あとは泣き止むまで一人でも、夫がそばにいてくれても、関係ナシで泣きます。

そして涙が止まったら「ありがとう。終わったよ」っていいます。

「終わったよ」って言うのもなんか変ですが、言葉を捜さずにただ泣くようにしてからは、泣くことがただの儀式のようになりました。汗を流すのと同じこと。ゴミを出すのと同じこと。自分の中にたまっている要らない感情を涙に込めて流しだす儀式。だから、泣き止んだら、「終わった~」という気持ちになります。


言葉にならないときは、言葉を探さない。
言葉を探さずにただ涙を流す。


涙は必ずいつか止まります。そしたら「もういいや。よくわかんないけど、悲しいのは終わり!」と声をかけて一区切り。そんなストレスのゴミ出し。結構重宝してます(^-^)v


Music by [スガシカオ”夏陰~なつかげ~”]