心の節約とは?
このサイトについて(2005.02.10)
聞きなれない「心の節約」という言葉。それはストレスを必要以上にためる自分のために始めた、心のエネルギーの貯金のようなもの。ストレスを少なく楽しさを大きく、が目標です。
ストレスを減らすことが心の節約
- 「レストランで食事がでるまで随分待たされて、イライラした」
- 「電車で、自分の前にお年寄りが立っていたけど代わらなかったから周りの目が気になった」
- 「お肉屋さんで、ミンチ肉100gだけ買うなんて、恥ずかしい」
などと思った経験はありますか?私はあります。
どの場面でもイライラしたり周囲の目が気になったりしてストレスがたまりました。でも、同じ場面でもイライラせず、周囲の目を必要以上に気にしないで、ストレスがたまりにくい人もいます。
ストレスを竏窒P0などという風に数字に表すことができるとします。イライラしたりしてストレスをためた私は竏窒P0です。 同じ場面でストレスがたまらなかった人は±0。
この差を小さくすることを私は「心の節約」と呼ぶことにしています。
私は完璧な人間ではありません。ずぼらだし、おっちょこちょいだし忘れ物は多いし、等々。
しかし、完璧でなければならないと思い込んでいて(いわゆる完璧主義)、 自分が失敗を重ねる毎に自分を採点(しかも減点方式!)しては「自分はダメな人間だ」と自分に言い聞かせる習慣がいつの間にかついていました。
他人の行動に対しても完璧を求めて「あの人はここがダメだ」「なぜ○○しないのか」と人を批判する習慣もついてました。
いま思うと、この他人批判は、「他人を減点して、その人の点数を自分より低くすること」で、 なんとかして「自分の点数が人より高い」と周囲に思わせたかったのだと思います(すべて自己満足の世界)。
完璧でなければならないという思い込みは、私の視野をとても狭くしました。 視野の狭くなった私は自分を周囲との比較でしか捉えられず、 自分の行動を点数や人からの評価を基準に考える「ストレスのたまりやすい」性格になっていました。
「ストレスのたまりやすい性格」になると、先の例のように、同じ場面に出くわしたり行動に出た場合でも 必要以上にストレスをためてしまってこころがとても疲れます。
例えば、「先着100名様限り玉子10個1パック98円」という広告を見たときに 「おお、玉子が安い。朝から買いに行くかーと思うだけなら別にストレスはたまりませんが、 「あっ、玉子が安いけど、100名限りって書いてある。朝早く並ばないとダメだ」と思うとストレスがたまります。
ささいな違いですが、毎日の暮らしの中でこの違い(=ストレス)が積もり積もって大きな違い(ひどい場合は心の病気)に なっていくのだと私は思っています。