「今の自分にできないことをできるようになること」は私の趣味かもしれません(笑。

そして私は地道に物事を続けられない性格なので、いまは「地道な人になりたい」と強く願っています。

最後に何かを達成するのは地道な人だ、という結論

目指している資格や大学があるとして、合格した人と不合格の私の違いはなんだろうと悩みます。いまは主婦なので、家事と仕事を両立している人と毎日どちらも中途半端な私との違いはなんだろうと悩んでいました。

幸い、合格した人や家事と仕事を両立している友人がいて、彼女たちを言動を観察(笑)したり相談して気づいた共通点、それが毎日同じ事を繰り返しているということでした。

地道さ=繰り返し=努力

私は同じ事をするのが嫌いでした。飽きるというかつまらないというか。

でも友人たちは毎日同じ事をきちんとしているんですね。何時から掃除を始めて洗濯をして、夕方は何時から夕食の支度を始めて、というふうに。受験勉強をしていた友人も最終的に合格したときは、もう淡々と決めた時間に勉強していたと思います。

友人たちと私の違いはこれではっきりしました。そしてその違いがいまの立場の違いです。

物事の基本は繰り返しにあり、何ごとも一人前に習得したければ同じ事をひたすら繰り返すこと。メジャーリーガーのイチロー選手や羽生棋士が「天才は、同じ事を繰り返す能力がある人でしょう?」という趣旨のことを言っていた気がします。
(※「天才ですね」と言われるのに対し「努力し続ける才能は持っています」と答えたんだと思います)

天才の定義は争いがあるし、アインシュタインが言ったとされる「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」も誤訳だったのでは?という説があるようですし、なにより私は天才になりたいわけじゃないので、「天才」かどうかが問題ではないんです。ただ、大きな成果を出している人は、毎日同じ事(素振りや棋譜を見るなど)を繰り返しているという事が大事かと。

ひらめきや奇想天外な思いつきはもしかしたら誰にでもできて、ただそれを絵にしたり文章にしたり写真に表現したり美味しい料理にしたり、となるとできないのかもしれませんよね。デッサン力、文章力やカメラの知識、料理の技能を身につけなければひらめきを他人に示す方法がないですから。

だから偉業を成し遂げた人はその分野の基礎をしっかり固めているってことかなあと思いました。ピカソって変な(ゆがんだ)絵を書いていますが、デッサン力がすごいって言います。

地道な人になりたいっていうのは、自分がこれだ!と思ったものを成し遂げるために必要な力を持っているからなんですよね。つまらないし、格好よくないし、地味だけど、最後に「やった!」と喜べる人なんじゃないかと。

憧れます。