「適当」のいい意味
私が大事にしようと思う事(2006.05.26)
「適当」という言葉にどんなイメージを持っていますか?
私は、いい加減な状態や中途半端な状態というイメージを持っています。
私は「適当」のもつこのようなマイナスイメージを前提に、自分を「適当な人間」だと批判してきました。
でも、「適当」の「適」っていう字は、「適切」「最適」「快適」に使われる字なんですね。ある時そう思ったら「適当」の意味がとても知りたくなって、きちんと辞書を引いて意味を調べました。
引用元:旺文社「国語辞典」
「適当」
・ス@ ある状態・性質・要求などに、ほどよくあてはまっているさま。
・スA 悪くはない程度に事をすますさま。要領よく。いい加減に。
けっこういい意味です。ついでに、「いい加減」も調べると
引用元:旺文社「国語辞典」
「いい加減(好い加減)」
・ス@ 程よい度合い。適度。
* 連語としての意味。
これまたいい意味がありました!これはとても大きな発見です。
今まで自分を表現する時に使っていた「適当な人間」「いい加減な人間」という言葉を変えないで、意味だけいい意味にとれば自分を批判する事はないからです。
今まで同じように「私は適当だ。」「いい加減だ」と自分に言っても、それは「自分はダメ人間だ」ではなく、「適当に行動しよう」「好い加減にやろう」と励みになるからです。
今まで持っていた言葉のイメージから自分を解放することは、凝り固まった気持ちを解きほぐすために役に立ちます。 これは心の節約にとってとても大切なこと。
凝り固まった気持ちを解きほぐす方法を知れば、ストレスは自ずとたまりにくくなるからです。
いい意味をイメージしながら、「私って適当だわ」って言ってみてください。
おかしな気持ちになりませんか?そして、気持ちが少し楽になりませんか?
だから私は「適当」でいることを大切にしています。