「また間違えてしまった」「私、いつも失敗するんです。」「お前は失敗ばかりする!」など、日ごろよく口にするし耳にもする表現がストレスの原因になっています。「いつも」「また」「ばかり」などのストレスがたまる表現を避けることでストレスをためにくくできます。

「いつもダメ」を「今回は・・・」に変える

私はうっかりミスが多いです。

お料理に火を十分通していなかったり、食材の保存に失敗して腐らせてしまったりすることもあります。 そんな時に思うのが「私はいつもこんなミスをする」です。

錯覚で失敗を大きくしない

真面目(生真面目)な人に多い、失敗は大きく・成功は小さく見えてしまう錯覚。その錯覚が自分や他人を必要以上に縛りつけてストレスを増やす表現が「いつも」「また」「ばかり」です。

たまたま2、3日ミスが連続していただけなのに「いつもミスする」「ミスばっかりや」と言う人がいます。冷静にミスを計れば「ここ2、3日ミスが出てるね」となるハズなのに、「ここ最近ずっとミスしてるね」となる。もう仕事になっていない感じがしてストレスがたまります。

冷静でないときのために日ごろから表現を選ぶ

いつも縲怩キる」「縲鰀ぱっかりする」 「また縲怩オてしまった」という表現は、気づかないうちに、自分を失敗しかしないダメな人間だと思ってしまう表現です。巷では何気にフツーに使われている表現ですが、心が弱っているときに聞くと、常に自分がミスばかりしている、と勘違いしてしまう怖い表現だと思います。

確かに、人に比べて私はよく転ぶし、片付けたものの場所を忘れることも多いです。 かといって毎日転ぶわけではないし、片付けたものを片っ端から失くしてしまうわけではありません。これは当たり前のことです。だけどストレスがたまっている時には当たり前じゃなくなるから怖い。

ミスをしていないことの方がはるかに多い。なのにそれを忘れてパニックになったり、さらに落ち込んだりしてしまう。だからミスしてないことがほとんどな事実を忘れないことが大切です。

そこで私は普段から「いつも」「また」「ばかり」などの言葉を選ばないようにしています。そんな言葉遣いが無意識で出来ていれば、ストレスがたまって冷静でないときに、無意識に自分や他人を追い詰めることが少なくなります。