相手の許されない行動を自分の行動の根拠にすることよりも、自分の意志や意欲を根拠にする方がストレスは少ない。

差し引きした理由とは?

誰かの行動と自分の行動を差し引きして、自分の行動や誰かの行動を評価することってありませんか?

私の夫婦喧嘩の例

私は黙ってあなたが散らかした部屋を片付けている。なのにあなたは、「片付けろ」って文句を言うだけで片付けてくれない。

あなたは三日前、私に「ゴチャゴチャうるさいよっ」と言った。だから私も今日、「いちいちうるさいのよっ」と言った。

差し引きしようとする考え方、というのは、つまり↑↑こういうことです。

相手がしたことと自分がしたことを差し引きして、同じかどっちが多いかと考えること。お金の貸し借りで、相殺(そうさい:差し引きで処理すること)するのと同じ考え方を、そのまま人付き合いにも当てはめることです。

差し引きの結果がゼロなら、自分の頼み事は聞いてもらって当たり前。差し引きの結果がゼロなら、自分の言うことは許される。

「部屋の片付け」の例だと、
いつも黙って片づけをしている自分のほうが貸しの多い状態だと考え、相手が片づけをしないことを借金状態だと思う。「借金を返すのは当たり前」という理屈をそのまま人の行動に当てはめるんですね。「当たり前のことをしない相手は、間違っている、おかしい、許されない」と腹を立ててしまう。

「うるさいっ」の例だと、
以前に「うるさい」と言われたことで、自分は相手に嫌な気持ち=損をさせられた。だから、自分が「うるさい」と言いったとしても損得ゼロになるだけ。つまり”おあいこ”だと考える。そして”おあいこ”だから許されると開き直ってしまう。

だけど、それで納得できるのは自分だけなのかな、と思います。相手は納得いかない。立場が逆の場合、自分は納得できないでしょう。「今、そんなこと言われてもっ」って。だから喧嘩になる。

喧嘩をすればストレスがたまる。自分は差し引きゼロにしただけだから間違ってないのに、なんだよ縲怩ニ腹の虫は収まらない。だから、もっとストレスがたまる。思い出せるだけでも、何度こうしてストレスをためてきたことか(>_<)

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