「差し引きではない理由」の続きです。

今の自分に理由を探す

相手に用事を頼むとき、理由が必要であれば「やる気が起きないから」であっても、まずは自分でその理由を自覚することが大切だと思う。そして、時にはその理由を「私のワガママだな」と自覚することも大切。

イライラしてキツイ言葉が口をつきそうになったのであれば、まず、イライラしている理由を自分の中に探す。「仕事で失敗を責められたからイライラしてるんだ」等等。きつい言葉を吐かなければいけない理由を自覚することが大切だと思う。「イライラを表現する言葉がキツイ言葉しかないなんて」と自覚することも大切。

自分の中に理由を探すことがストレスをためにくくするために大切な理由。それは、自分の気持ちを上手に扱うことがストレスをためにくくするための近道だから。

イライラしているなら、ラベンダーの香りで自分を癒してみる。

疲れているなら、家事を放り出してでも休んでみる。

忙しくて余裕がないのなら、何かを諦めてみる。

そうやって自分を活かす生き方を見つけていくことが、ストレスをためにくく生きることにつながるのだと思う。だから、自分の中に理由を探すことが大切。

心の蓋を開けるために

差し引きの結果に理由を求めることは、自分の気持ちに蓋をすること。大切な自分の気持ちと過去の出来事をすり替えているに過ぎない。それではストレスはたまる一方。

相手が用事を引き受けてくれたことで、その時だけの満足を得ることはできる。でも、相手が用事を引き受けてくれなかったら？

何かをするとき。何かを言うとき。その理由を差し引きの結果に求めると、思い通りに行かなかったときにストレスはさらに大きくなります。だから、差し引きに結果を求めることは止めましょう。

私がこうして欲しいから。私はこの気持ちを誰かに聞いてもらいたいから。だから頼んだ。だから言った。そんな風に、自分の中に理由を探して見ませんか？