批判を止める
ストレスをためにくいものの見方(2006.09.11)
批判が止まらないのなら、批判が自己満足の一つになっている可能性があります。そしてその自己満足的批判の影には見過ごされたストレスがあると思います。
批判=自己満足なとき
人間の中には、批判とくに、否定的に物事を評価・判定する態度をとることでストレスを発散しようとする人がいます。そう、私もその一人です。
しかし、他を批判するという方法は、一時的にストレスが発散されても、根本的なストレスの原因から、本人が開放されることはないと思います。
いつまでもストレスから開放されないのに、なぜ批判するのか?
一言でいうと「自己満足」。自分にはこれだけの批判能力がある、と自分や周囲にアピールすることで「自分ができる人間である」ことを確認したい。それだけです。
人間だから、こんな風に自分の問題を他人の問題にすり替えて、自分以外の人間を批判して自分を慰めたいときがあるのは当然だと思います。だけど、そんなストレス発散方法が当たり前になってはダメ。
取り組むべき自分自身の課題に取り組まず、本当に楽しいことからも身を遠ざけ、自己満足のための批判で自分を慰めることは、遠回りでしかないからです。
批判しがちな自分と向き合う
このような遠回りをやめれば、それだけでストレスはたまりにくくなります。方法は、単純。
批判している自分に気づいたら、途中であっても「あ、止めるわ、この話」と言って話すのを止める。批判しそうになっている自分に気づいたら、気持ちをほかにそらす。テレビが気になるようなら、テレビをオフにする。トイレにいってみる、など。
そして、話を止めて静かになった頭の中で、「なぜ、この人・意見・話題を批判しようとしたんだろう?何が不満なんだろう?」と自分に問いかけましょう。トイレに言ったら、便座に腰掛けて「どうした?」と自分に問いかけます。
1日に一度でよいので、なんとか批判を途中で止めてみて下さい。素直な自分が見えてくると、自然と批判は少なくなるから。