人間関係のストレスで多いのが「思うように動いてくれない」ことです。親子喧嘩も夫婦喧嘩も友達喧嘩も、相手が自分の良かれと思うとおりにしてくれないことがキッカケのことが多いです。だから、発想を逆転しました。人は思うとおりに動かないものだ、と。

人を変える事はできない

自分が苦しい体験をすれば、近しい人が同じ苦労をしなくて済むように、その体験から学んだ事を伝えたくなるもの。

「あなたのためでしょ」は、その代表例だと思います。すでにお母さん、お父さんになっている人は何度も使った事があるのでは?

だけど、振り返ってみて下さい。自分が親に「あなたのためでしょ」と言われた時、あなたは何度その通りにしましたか?言うとおりにせずに痛い思いをしたことはありませんか?私は何度も言う事を聞かなかったし、何度も痛い思いをしました。

それなのに、今しようと思った事がむかし親に言われた事だったってことがあるんですよね。

疲れていても倒れるまでやりきらないと気がすまない私は、何度も無理をして寝込んでいました。「もう休みなさい」「無茶はやめなさい」と何度言われた事か。今は「ここらが休み時だな」と思えば途中で手を止めて休みます。それは、親に言われ続けたからではなく、「仕事や家の用事があるので倒れるわけにはいかない」と思うようになっただけのことです。

旦那が約束の家事をしないとき、何とか重い腰を上げさせようと躍起になることが度々あります。だけど旦那が腰を上げるのは私が「早くやってよ」と言ったときではなく、「おっ、そろそろやらないとダメだな」と思ったときです。

そんな時にいつも思います。やらせようと思っても人はやらないものだって。私が旦那にできることは「やらなきゃいけない」と思うきっかけを与えたり、その手伝いをする事だけなんだって。

人は自分で変わるしかない

いつだって私の人生の主役は私。旦那の人生の主役は旦那。子供の人生の主役は子供。

だからその人生や主役の性格を変えられるのはその人自身。周りの人はサポーターに過ぎない。そう思って、「縲怩ウせよう」「縲怩ウせなきゃ」と思う回数を減らせるとストレスは溜まりにくくなるんじゃないかなぁと思ます。